それは9月だった VTuber 2020年09月30日 9月の頭の、それこそハイッ今9月になりました! という時間でもあった時に、いわゆるVTuber、バーチャルライバーと呼ばれる方々にハマりまして。もう何故?ってくらいに突然ドーンと来ちゃってね。その時もいつもと変わらなかったわけですよ、ゾンビのように帰ってきてPC立ち上げてご飯食べながらYouTube観てっていう日課自体は、いつもと何ら変わらなかったわけですよ。 その土地に足を踏み入れるきっかけが何だったのかっていったらやっぱり、今年の春辺りにバーチャルデビューしていらした、ホラーゲームつよつよ忍者の実況者さんの存在が取っ掛かりだったね。別チャンネルの方でも影廊プレイするよ!っていう通知で観に行って、おーバーチャルだーってなった。 そして、バーチャルアイドル的な人達の存在は知ってたけど、それが現実とさして変わらないアイドルであるなら、まずハマらないだろうなと思ってたんですよ。年明けて2020年のバーチャル紅白歌合戦を観ながら、リアルでほぼ唯一オタ話が出来る弟と「バーチャルの技術でいくらでも作れる可愛い外見と可愛い声は皆同じで、特にこれといった個性も区別つかない中で”この人のファンになります!”ってなるものは何なのか分かんないよねー。皆見た目のデザインが好みっていう事以外はほとんど同じの中で、好きになる基準ってあるのかねー」と、そんな話をしてたくらいだったんですよ、Vtuberって。電脳少女シロちゃんはさすがに知ってるよくらいなもんで、あとは全然だった。全然だったのに、出会ってしまったんですよねえ……あのピエロに。ジョー・力一さんに。 一番最初に見かけたのが、多分何かの切り抜き動画だったんですけど、お弁当箱の歌を歌いながらそれの替え歌を作ってた。また何故にそれだったのかってのはあるんですけどね。ただまあ見ながら思ってたのは、バーチャルの世界も色々あるなあ。ピエロというのはさておき、男性Vもいるんだ、アイドルちゃん達だけじゃないんだってのが新鮮だったのを覚えてます。それでそこから御本人のチャンネルにいったら、そのピエロの人はそこで落語やってた。『寿限無』を同じVの長い名前の人に置き換えた落語で、何度も繰り返される鮮やかなフルネーム高速詠唱に凄えってなって。で、次の日にまた行ったら次は平沢進を歌ってた。しかもイントロまで口でやりながらのアカペラで、90分ぶっ通し。練習し過ぎて喉が下り坂でといいつつ全然ペースが落ちてないのにはすげえを通り越してうわあとなったなあ。その次の日は雑談で4時間平気で喋り通してて、そのまた別の日はケチャやってた。ケチャって自作して15分も流し続けるもんだっけ? ていうかケチャっていうチョイスよ。 多才な人なんだなあと思っていたら、乙女ゲーも真っ青のボイスも出してたり、歌ってみた動画で凄まじく難しい音階を軽やかに突っ走ってる。アイドルみたいなユニット活動もしてて、ライブで大舞台にも立ってて、アイドル歌手なのかと思ったら、深夜ラジオではしょーもない下ネタや雑談トークで相方の人と楽しそうに笑って盛り上がってる。3Dの身体を得た時には「細かすぎて伝わらないモノマネ」を披露してハチャメチャに動き回って自分の世界を作り上げてる。大喜利の場でも考える間あった?っていう瞬間でいきなり替え歌を仕上げるわ、無茶振りアドリブにも強いわで芸人枠なの? という疑問も湧いた。怪談話もするしね。心の底から何なんだこの人はと思った時には、もう完全に虜になってたね……。多才という言葉じゃ片付かない人はいると思った。歌も演技も落語もトークも、口を使う事なら何でも出来るっていう凄さ。ピエロは喋らないという前提をぶち破る凄さ。初めての配信って時にはコメントを拾わずに一人で一時間フリートークで繋いだという逸話を知って、その凄さを改めて知ったりしてね。配信する人には必ずある、あの流れてくるコメントを拾ってる際の間や沈黙が一切ないのに話がしっかり面白いっていう凄さは、本当に訳が分からん。ラグがやばくて、今自分も見に来た相手(6000人)もどんな状況なのか一切分からない状態で、たった一人で虚空に向かって一時間喋るっていう初配信だったらしいんですけど、もはや分からんけど凄さだけは恐いくらい伝わる。すごいなこの人もっと早く知りたかったと心から思ったよ、力一さん。もっと早く知りたかった。同時にこの人を知れてよかったと思う。 何となく、タモリの「密室芸」を受け継いでるなと思ったりした。限られた空間でものすごい爆発力を持つ芸風というかね。喘いでくださいっていう無茶振りにもきっちり応えて、チャンネルが潰れるから! と止められたり、周りがあわあわしてる中で大笑いしてたり。お茶目だなあ~って思っていたら、冷静に相手にツッコミ返したりして最高に道化してる。自分の置かれてる立ち位置や空気を読んで、場を引っ掻き回して、まとめて、困惑させて、楽しませてくれる。まさにピエロというか、秀逸な設定・RPだなと思う。 そう、このピエロというのも上手いなあと思う。何を云っても本当か嘘かあやふやだけど、それが許されてるのはピエロという立場だからっていうのは、いい所をついた設定だなと。公式プロフィールにある「フリーランスのピエロをしてたけど貧乏なのでバーチャルの世界へ」という文章も、どこまでが本当なのか分からないリアルな部分との地続き的な繋がりがある。現実・三次元のリアル世界にもピエロの自分がいるという強みがあるおかげか、トークに出せるネタが強い強い。自分が小中学校の頃の……という思い出話が出来るし、両親にテレビに出るよ、バーチャルライバーしてるよと話した話を、リスナーの前でするネタにしても違和感がない。むしろ親近感を湧かせる程よい材料になってると思う。力一さんもその辺の見極めの上手い人だから、リアルな共感が寄せやすいんですよね、どんな話をしてても不快さがない。下ネタに関しては人を選ぶからそこはって感じだけどね……しかもシモはシモでもエロい方じゃなくて汚い方のだから余計に。でも頭のいい人ってそういう汚い系下ネタ好きだよね。頭の回転の速さもだけど、純粋に頭のいい人なんだなと思う時がある。 あとはあれですね、面食いムーブかますけど、外見もめっちゃ良いよね。何かこう力一さんの目元の動きを見るのが好きでね。眼球の動きを追いかけたりしちゃう。特に目を瞑ったり伏せたりしてる時のアイラインの色っぽさがたまらんのよ。というか外見だけ見てみても、長身痩躯・ふわふわパーマヘア・多少大きめの緑目・整った顔立ち(イケメンじゃなく美男子と呼ぶようなタイプ)っていうそれらの要素が刺さらないはずがないだろっていうものてんこ盛りなんだよ。ぶっ刺さってんだよ、癖に! ヘキに! ど真ん中にぶっ刺さってんだよ! 別の衣装にはピエロピエロしたピエロな衣装もあるけどそっちだとオールバックで、色気が半端なくヤバい。なのにお茶目だったり可愛かったりする部分を垣間見せるもんだから、惚れるしかねえだろうコノヤロウ! と逆ギレかます事しか出来ないくらいには、外見も好きですね……。 誕生日なので!って云って、絵画か宗教画かといった極細美麗のすげえキービジュアルを出してくる人が、トーク配信内で「乳首相撲」ってワードを出してくるのがもうおかしくて、この人好きだわってなるのよね。その顔でそんな事云ったら女ファン減るぞーってなるんだけど、この人のこういうところがいいんだろうなと思ったりもする。ボイスとか他の部分でバランス取れてるってのもありそう。でも一番はギャップとお人柄だと思いたい。 色々魅せてくれる人だけど一番好きなのはやっぱり舞元力一だなー。力一さんと、舞元啓介さんという男性Vの方が2人でやってる深夜ラジオ。本当に深夜ラジオとして、ぱっとつけて流しておけるクオリティというか、お2人が話してる声も良くてね。深夜のAMラジオで読まれてるようなハガキ職人がしれっといるのも凄えなと思ったりもする。この舞元さんって人も別ベクトルですごい人なんだけど、二人とも自分らがそれぞれに築いた場所から少し離れた部分の、仲良いなこの人らと思えるやり取りが面白くておかしくて本当にエモい。笑いすぎて呼吸困難になる事あるもん、ほんっとおかしくてね。おっさん可愛いなと思う時もある。だとしてもまさかバーチャルライバーを知って追いかけていった結果、おじさん達が推しになるとは思いもしなかったな。年代絡みの話題が面白すぎる。 力一さんが「すみれSeptember Love」を歌ってらした動画があって、聞き惚れたしそれが完全に力一さんにハマるトドメだったけど、聞いた瞬間SHAZNAの方じゃないんだろうなって思ったもん。オリジナルの方なんだろうなと思ったもん、他に歌ったラインナップ的に。いくつなんだよそれはおじさん世代じゃんと。今や代表曲とはいえ大舞台で「君は薔薇より美しい」を歌ってしまうというのも度胸屋だよなー。アニソン、ボカロ曲ラインナップの中で「君は薔薇より美しい」を持ってくるのはとても”らしい”けど、あれ40年前の曲だぞ。良い曲だけど浮いてる。 でもそれが観たくてVtL両国のDVD買ったねえ。ブルーレイ再生するためのPS3と一緒に。これ本当によかったなー……現地のライブを見に行きたいっていう新たな夢が出来たくらいだもんなー。あのライブはたぶん、力一さん当人もにじさんじっていう箱もVの業界全体をも変えたような気がする。位置付けたような気がする。追っていくと境目がここかもっていうのがVtL両国のあのライブなんですよね。 力一さん、舞元さんをはじめとしたバーチャルライバーの方々のおかげで毎日が楽しくて仕方ない。こんな世界があるんだなあって認識が広がっていく感覚も込みで、新しいものを知れるというのは楽しい。 PR