自分を作り上げたゲーム4選 色々様々諸々 2019年12月31日 『自分を作り上げたゲーム4選』っていう面白い企画があったらしいというのを、ここ最近になって知りまして。ゲーム実況者の方がひたすら語る動画をたまたま見かけて、今になって初めてこんな面白そうなのあったんだと知って、自分だったら何だろうかとか、はたして自分にもそんなゲームがあっただろうかと、ふと気になったのでやりたいと思います。語りたいです! なので今更でもやっちゃう。 そのゲーム実況者さんの、自分の中にあるゲームの事を語るだけなのに40分も話し続けられる話題って凄いなーと思ったのもだけど、まず4つ選ぶのがものすごく難しいという話。一番長く遊んだゲームなのか、一番衝撃だったゲームなのか、一番面白かったゲームなのか、一番思い出に残ったゲームなのか、何を以ってして選ぶ4つなのかすごく悩んだという話を聞いて、もう共感しかなかった。それ超分かるわ~としみじみグラス傾けながら聞くみたいな気持で動画聞いてましたね。 その実況者さんは”作り上げた”の部分を拾って、影響を受けた・今までの自分の好みすらも変わる、自分の分岐点になったものという事で挙げていたので、自分もそれでやってみたい。 ここで挙げた4つが自分の好きなゲームとかそういうんじゃなく、人生において影響を及ぼしたんじゃないかなと思えるタイトルってことですね。自分という人間の定礎石をひっぺがした下に埋もれてるこれらゲームを見たら、一体どういう構成をしてるのか分かるかもよという、自分に対しての振り返りの意味も込めて。丁度今年も終わるしね。 1.スターフォックス64 N64の云わずと知れた3Dシューティング。宇宙を舞台とした戦争もの。宇宙空間を飛び回る戦闘機、戦艦、ロボット、バイオウェポン等々、設定面でいうなら結構ガチガチのスペースオペラものではあるけど全然重苦しくない。キャラクター達はキツネやカエルやウサギやキジといった獣人さんなもんだから、キャラクター達の台詞の掛け合いも動物絡みで楽しかったりする。良い意味で「SF映画っぽい」ゲーム。このゲームのおかげでシューティングというジャンルに抵抗がないです。むしろシューティングって聞いてワクワクするようになった。 それから、このゲームによって同人サイトというものを知って、運営し始めるきっかけになった。最初はブログで始めて、WEBサイトというものを知っていって、今に至る感じですかね。それこそ最初の頃はブログの投稿画面で書いてたね、テキストエディタとか知らなかった。その投稿画面で思いついたものをぶっつけで書いてたので、プロットとかも無かったですね。今でも長くなりそうなもの以外はあんまり組むことないなあ。組むべきだと分かっちゃいるんだけど。 そしてスタフォっていうゲームはそれまでの自分の中にあった「好きなもの」と大きくかけ離れていたんですよね。せっかく作った同人サイトだったし、とにかくたくさん文章を載せたかったんですけど、このゲームをやって感じた燃えや萌えを形にしたり、登場人物達が何を考えているのか・どう生きているのか、といった事を理解したり書いたりするのに必要な知識が今までと180度違うものだらけで、本読むだけでひーひー云ってた。図書館で古事記とか風土記とか読み漁ってた奴がいきなりミリタリー分野の軍事知識を取り入れに行ったからなあ、ちんぷんかんぷんだった。戦闘機や重火器やサイボーグなんかの他には動物の知識もそうで、ペットが飼えない環境なのに「犬の気持がわかる本」とか読んだりした。本当に、サイト運営もだけど、このゲームがあったからあらゆる知識の間口が本当に広がったという意味でも、切っても切り離せないゲームです。スターウルフ達アウトローの存在は今でも心を掴まれたままだったりして、何年もずっと沈静と再燃を繰り返してますし。といっても『64』だけだったら確実にそこまでじゃなかったなあ、スターウルフも。『アサルト』があって、『64』から時間が進んだ世界での彼奴らを見て、そこで初めてうおおおおってなったんだよね。『アサルト』になって変わったものと『64』から変わらないものとが入り混じっているスターウルフに、キャラクター達のその変化に燃えたんだったな~。むやみにキャラに歳取らせてどーする、活動出来る期間を狭めてどーすると思ったこともあったけど、でもこの変化を見た後は、無意味に9年後設定じゃなかったのかなと思えたかな。 2.ONI零~復活~ PS1の和風RPG。ONIシリーズの一つだったり、パンドラMAXシリーズの一つだったりと色んな位置づけがあるんですけど、これ単体で遊んでました。妖魔でありながらも人間と共存を願う「隠忍」達は、日本中の妖魔を駆逐する役小角率いる五行軍に里を滅ぼされて、宛てのない旅に出る。何かこうちゃんとしっかりと悪役は居るんですけど、でも単純な勧善懲悪とはいえなくて、メインシナリオもサブクエストシナリオも、どれもすっきりしないさせない重苦しい展開が続いたりする。主人公の父親も幼馴染みの両親も、目の前で鬼達に食われて死ぬしな。しかもどっちもご丁寧に一枚絵アリ咀嚼音アリで。人とは・鬼とはなんなのかと考えさせられることが多いうえ、基本的にストーリーは救いが無いし、畳みかけるような鬱展開が続くし、グロッキーな作品なんだけど、妖怪とか神様とか大好きな自分にとって、これ以上無いくらい好きなゲームでしたね。最近話題の埴安姫神も出てくるんすよ! しかも兄神である埴安彦神と一緒に主人公に戦いを挑んでくるよ! ステージ背景は厠だよ! 舞台が平安時代で平安京の中を散策出来るのも珍しかったですし。平安京が舞台ってそれこそ『遙かなる時空の中で』くらいしか思い浮かばない。役小角もいるし賀茂保憲や阿倍晴明もいるよ! このゲームで同人小説というものを知ったんですよね~。コミックテクノだったかな? 同人情報誌の通販ページで、ONI零の本が出てるの!? と驚いてね。同人誌も通販もまるで知らない事ばかりだったけどどうしても気になって、迷いに迷って恐る恐る、一部くださいと手紙を出した事がきっかけでしたね。沙紀と弓弦の小説本でしたねえ。コピー本の作りだったんですけど装丁が凝ってて、初めて同人誌を手にしたのもあって感動したんですよね~……。コピー本作って即売会イベントに出た時も、デザインを真似たりしましたしね。今考えるといくらリスペクトとはいえさすがにそれは若気の至りだったと思う。だけどそのくらい衝撃だったんだよな。何ていうか、同人小説という手段があるんだという事に衝撃を受けた。二次創作というものがあることを知ったんですよね。ゲームを終わらせてもやり込んでも未消化って感じで残ることがある、自分の中に燻った妄想を形にするのに、そういうのもアリなんだと知ってどっぷり浸かっていった。ホント、未だに完結してない事だけが不満でね。次回作に繋げる気満々だったんでしょうね、ラストめっちゃ投げっぱなしで終わってるんだよね。『ONI零~流転~』まだですか。もう18年待ってる。小説でもいいからとにかく完結してほしいと切に思う。完結してない作品に手を出したくない病は確実にここから影響受けてる。良い所で放置された良作品とか絶望感はんぱないです。 3.土器王紀 PS1のアドベンチャー。登場人物が土器で出来た土器人達の住む異世界・エスパッシを救うために呼び出され、観光気分で回りながら探索し、世界の謎を解く。主目的は崩壊する世界を救え!ってことなんだけど、これ本当にこの世界の中を探索しながら回るのが楽しいゲームなんですよ。澄んだ青空の下に広がる、とにかく不思議世界。主人公をサポートしてくれるヒロイン? のケマポンは仕草とか口調とかとにかく可愛いんだけど、土器で出来た土器人。そのケマポンの上司も土器人。魚も花も鳥も土器で出来てる。そんな中で山のように大量の専門用語を前触れもなくはいと渡されて、とにかくひたすら話して調べていかないと進まないのに、話している最中から専門用語が増えていくので、もうなんやそれえわかるかいと脳が溶けそうになる。そんな不思議空間なのに、そこに居続けると何かちゃんと理解出来てくるんですよ。エスパッシの中をゆったりと回って話を聞いていくうちに、全員土器じゃ特徴ないし覚えられないと思っていても、○○に聞いてみようと云われて、はいはい○○ねと分かるようになってる自分がいる。あれは何でなんだろうねー、でもそういう感覚も楽しかったりするんだよね。そんでまた、画面が綺麗なんですよ。PS1時代の初期に出たゲームとは思えないほどグラフィックが綺麗でね。あの頃のポリゴンってやっぱり結構粗くて、クマの着ぐるみの手足がふ菓子にしか見えないようなゲームとかもあった中で、これはかなり頑張ってる方だと思う。おかげで世界探索が楽しい。頑張ってるグラフィックは特に、土器人達の素焼きの質感とか、ひび割れ感が目で見て分かるくらいで、ほんとすごいなと思う。 で、このゲームからは、人の型をしてなくても人の言葉を喋ってなくても、萌えは生じるということを教わった。というかケマポン可愛いんじゃ。何なんあの子。マジ可愛いんじゃ。昔リレー作文か何かでキャラデザも提出しろよってなった時に「可愛いのもカッコいいのも思いつかないからキャラクター全員土器でいい?」とのたまったことがあるくらいには、ケマポン達土器人のデザインは、己の中の「萌えは造形じゃない」と思わせた存在。まあキャラデザ課題のそれの時は、萌えとか分かんないし何描いても何か云われるからもう考えたくねえってのもあったんだけどね。何より良い世界観なんですよ。こういうのーんびりした世界探索系のゲームって今新しく出てないし、やりたいねえ。 4.モエかん PS2の恋愛シミュレーション。辺境の島でメイドの少女達と、のほほーんとしたゆるーい日常を送る前半と、特殊部隊だの戦争だの暗殺計画だの陰謀だのといった重い展開が待つ後半とで、ものすごくギャップの差が激しい。恋愛シミュレーションというか、恋愛というよりは主人公と少女達との心の交流っぽいかな。可愛らしくてゆるい絵柄と、漫画『ヘルシング』のような血なまぐささ全開の絵柄を見比べると、本当にこれ同じゲーム? と困惑することうけあい。それがいいんですけどね。元は18禁のPCゲーム、ようはエロゲだったんですけど、その時はまだエロゲ出来る年齢にちょい及ばなかったので、コンシューマ化されてPS2に来た時にプレイしました。なので濡れ場のシーンはこれどこで挟まれてたんだろうと思ったことはあったかな、ストーリーも流れも成立してるならHシーンいらないよね?と思ったりしてた。エロゲに対してのそれは本末転倒ですがね! 元々このゲームを知ったのが雑誌だったんですよね。自分の描く女の子どうにも可愛くなくて、とにかく世の中に出てる作品をたくさん見なきゃデザインを参考にしないとだと思い至って、ブックオフでアニメ雑誌ゲーム雑誌を大量に購入した時に、エロゲ雑誌も何冊か混じっててね。その中でこのゲームが特集されていて、メイドさんかーとパラ見で通り過ぎようとした時に、掲載されていた「ファーストアリス」のイラストに一目でやられました。紙面いっぱいの赤さで、鎖の中の少女という文字がバーンとでっかく載ってて、逆さ十字架に拘束されて座ってる女の子の絵に、エロだけ・萌えだけじゃないぞこれはと、何の作品だこれはメイド物じゃなかったのかとなって。その後このゲームのメーカーの原画家さんのイラスト集にその「ファーストアリス」の一枚絵は掲載されて、いつでもすぐ見れるように画集買ったりもしたんですけど、今見るとあの頃に感じた殴られたような衝撃はそこまでじゃなくても、あの頃の自分にとってはやっぱりものすごい衝撃だった絵。あのイラスト一枚によって中二病が不治の病と化したのは間違いない。 そしてキャラクターデザインを色々見たり参考にしたりっていうのは好きだけど、自分は美麗なイラストを描きたいんじゃなくて、話が書きたいんだなと気付いたのも、この萌えの皮を被った燃えのゲームがきっかけでしたね。あとこれは『モエかん』がというよりは、エロゲ雑誌読んでた頃の影響だけど、NLBLGL人間人外全部OKという嗜好になったのは確実にこの頃があるからですね。冷静に考えたらえげつないエロシーンに巻き込まれた可愛い女の子が有り得ない喘ぎ方してても、イケメンがたわわなおっぱいにむしゃぶりついてるシーンが平気なのも、女の子にしか見えない男の子とBLまがいの展開に突入して主人公(もしくは相手役)見境ねーな!と思いつつも「いい……きゅんとする」に至る事があるのも、エロゲ雑誌を読んでたおかげです。良かったんだか悪かったんだか。 ...... 好きなゲーム、ハマったゲーム、思い出深いゲーム、色々あるけど、とにかく自分の中から4本選ぶっていうのが大変だけど、その中でも”自分を作り上げた”といえそうなタイトル4つ、選んでみました。 自分でも思う。歪んでるわこれ。 PR